トップページ プロフィール 政策提案 市議会報告 政務調査費 リンク ご意見・ご要望・お問い合わせ

トップページ - 制策・提案 - 付帯決議に対する討論

政策と提案
2025/3/31更新
付帯決議に対する討論
予算議案が可決された後、賛成した他会派から付帯決議が提出されました。
わが党は、意見と指摘をしたうえで、賛成しました。

令和7年度一般会計予算案に係る佐保小学校校舎建設事業並びに佐保小学校校舎改築その他工事の工事請負契約の締結案に対する附帯決議案への討論

日本共産党奈良市会議員団を代表しまして、ただいま議題とされています附帯決議案への討論を行います。

 附帯決議案は、佐保小学校校舎建設事業費2億3,040万円を含む令和7年度一般会計当初予算、および同工事を進める業者の契約承認を求める議案の議決を受けて、これらに対し決議を附そうとするものです。

 同建設事業費は、鼓阪小と佐保小の統廃合を前提にして統合校を建設する工事費用であり、契約承認したのは同工事を行う業者です。

 これまでの経緯を振り返ると、今回の予算提案のあり方にそもそも問題があること、この予算執行が合意形成の全くない統廃合のごり押しになること、統合校工事を行うとしても、工事工程があまりにタイトな「居ながら工事」となり、安全面の懸念が拭えず、費用や期間がさらに増大することもあり得、児童の学習環境への重大な影響は避けられないこと、さらに「保護者の大半が奈良市の提示している完成予想図のような新校舎は必要ないと感じています」との、先に紹介のあった佐保小保護者の声もあることなどから、「統廃合を前提にした工事予算を含む一般会計当初予算、および同工事を進める業者の契約承認を求める議案は認めることはできない」とわが党は反対しました。

 同時に、佐保小学校校舎の早期更新は必要であり、それには今後の方針の再検討が必要となり一定の期間を要すること、その間も佐保小児童の活動を制約している状況が続き、その解消は直ちに行わねばならないことを強調し、そのための原状復帰整備を緊急に行い、それと並行して今後の方針の再検討にすみやかに着手するよう求めました。

 先の請願審査において、この学校統廃合計画に関する5件すべての請願の「継続審査」が決定されました。中でも鼓阪小の児童・保護者からの4件の請願は、請願書が付託された委員会で、全会派・全委員の賛成により「継続審査」が決定された事実は、大変重いと言わねばなりません。
 このたび「陳情50号 佐保小学校新校舎建設事業並びに佐保小学校校舎改築その他工事の工事請負契約の締結案に対する陳情」が鼓阪小保護者らから提出されました。「私たちの声をないがしろにしないでください。しっかり聞いて、請願の趣旨を正しく理解してください」と訴えられています。そして陳情の趣旨として、今回の予算の通し方への強い危機感が示されていることに加え、佐保小学校・現校舎の解体工事における生命・身体への危険、拙速すぎる建設スケジュールの問題点、合意形成のない統廃合のごり押しなどへ、厳しい意見が綴られています。いずれも「その通り」という内容ばかりです。

 また紹介のあった佐保小学校保護者有志のお手紙で述べられていたことというのは、「保護者が望んでいるのは、子どもたちが安心して通える学校にしてもらうこと」「予算的にも厳しい、いつ完成するのかも分からない校舎を無理して建ててもらう必要はない」「佐保小学校の建て替えと統廃合について分けて考えていただきたい」「この再編計画について一度立ち止まって、佐保小学校の建て替え等の内容を見直したうえで、早く進めていただきたい」ということでした。

 このように佐保小保護者が訴えられている内容や、鼓阪小保護者が陳情書で訴えられている内容、そしてこの決議案に挙げる予算執行に伴う弊害を取り除く一番の方法は、議会が関連議案を承認しないことにあるのは言うまでもありません。

 その点で、先の関連議案への各会派・各議員の議決態度、責任が厳しく問われるのであり、附帯決議で行政に意見を言う前に、では、そもそも何故議案を承認したのか。承認をしなければ、決議案に掲げる内容自体、そもそも問題になりません。この根本問題を厳しく指摘するものです。

 一方、議案成立を受け、その予算執行にあたっては、慎重に進める必要があるのは当然のことであります。その立場から決議案に反対するものではありません。

以上、討論とします。