後期高齢者医療制度の保険料、新たに4千世帯が年金天引きに
奈良市では老春手帳の制度が改悪され、この10月からお風呂は利用のたびに100円負担、映画はついに廃止となりました。
バスのほうも、来年2月から乗るたびに100円が必要になります。その上、10月から健康保険料の年金天引きが大幅に拡大されます。
75歳以上のお年寄りを差別する後期高齢者医療制度をめぐり、10月15日の年金支給日から保険料の天引きの対象が大幅に拡大されます。
ご本人が会社の健康保険に入っている方、またこれまで保険料負担がゼロであったサラリーマンの扶養家族となっている方も新たに年金天引きとなります。
この10月から全国で235万人、奈良市でも4千世帯が新たに年金天引きとなり、75歳以上の後期高齢者はほぼ全員が対象になります。
65歳から74歳までの世帯で国民健康保険も対象に
さらに65歳から74歳までの前期高齢者の世帯で国民健康保険に加入されている方についてもこの10月から保険料が年金天引きされます。全国で新たに300万世帯、奈良市でも4000世帯が天引きとなります。
後期高齢者医療制度はきっぱり廃止に
保険料の年金からの天引きは政府や奈良市にとってはとりはぐれのないやりかたかも知れませんが、年金で生活しているお年寄りにとっては生活費にもろに食い込むことになります。
この怒りは保険料の年金天引きだけに向けられているのではありません。お年寄りを差別する世界に例のない後期高齢者医療をごり押ししたことにあります。保険料も介護保険よりももっとひんぱんに値上げされます。国民の怒りに答えようとするのなら、政府は小手先の見直しでごまかすのではなく、きっぱり廃止するのが筋ではないでしょうか。
(参考)
日本共産党中央委員会ホームページ
後期高齢者医療制度関係のページ
http://www.jcp.or.jp/ranking/page/062_inc.html
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